jyushi編入体験記
体験記をいくつか書いてきましたが肝心な勉強の仕方をかいていなかったのでかいていきたいと思います.以下では次の三つの点について自分の体験に基づく意見を書いていきたいと思います.
1.学校選び
2.教材選び
3.モチベーションの保ち方
これは僕個人の例なのであまり鵜呑みにせずこういうやり方もあるんだ程度に読んでもらえばいいと思います.僕の受験した大学についてはこちらを参考にしてください.
学校選び
学校を選ぶ基準はいろいろありますが僕は以下のポイントに着目して選びました.
1.試験科目が数学,物理,英語のみ
2.自分のやりたいことがある
3.関東にある
4.受験のレベルをある程度分散させる
まずは1から説明します.編入は学校や学科によって試験科目が違います.僕は電子制御工学科という学科に所属していたため機械や情報といった学科を受験しようと思うと専門の独学を覚悟しないといけません.しかし,学校によっては専門科目を用意していないところもあり,他の分野からの受験がしやすくなっています.岐阜大学には知能機械という学科があり候補に入っていたのですがこちらは機械の専門科目が試験にあったため専門がほぼない応用物理学コースにしました.(第三希望だったからやりたいことをちょっと妥協した感じです.でも物理好きなのでまあいいかなぐらいのきもち...)
2はあたりまえのことですね.僕は情報・電気・機械をまとめたシステム的なことを勉強,研究したいと思っていたのでそのようなことができなそうな場所を選びました.試験科目に専門科目がない学校はあまり分野にとらわれていないため上記のような勉強ができるとおもっていたのも1を基準にした理由の一つです.
3は単純に関東に行きたかっただけです.
4は自分の学力レベルがどの程度のものなのか正直判断しにくいからです.普通の高校生は塾に通ったり何度も模試を受けたりセンター試験を受けたりして自分が大きな集合のなかでどの程度の実力なのかということがある程度把握ができます.しかし編入はそういうわけにはいきません.僕が常に比べることができたのは一緒に研究室で勉強をしていた友人ぐらいです.(かっこいいこというと戦友でありライバルですね)そんななかで自分はこの程度だろうと学校を絞ったりするのはもったいないし逆に自信過剰になって結局どこも受からないというのも危なすぎます.なので広めに帯域をとりました.
教材選び
多くの受験生にとって気になるポイントだとおもいます.
とりあえず下に書籍のURLを張っておきます.
数学
大学編入試験問題 数学/徹底演習(第3版)-微分積分/線形代数/応用数学/確率-
- 作者: 林義実,小谷泰介
- 出版社/メーカー: 森北出版
- 発売日: 2013/11/26
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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物理
基礎物理学演習 (1) ((ライブラリ工学基礎物理学 (別巻=1)))
- 作者: 永田一清
- 出版社/メーカー: サイエンス社
- 発売日: 1991/01/01
- メディア: 単行本
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スバラシク実力がつくと評判の熱力学キャンパス・ゼミ―大学の物理がこんなに分かる!単位なんて楽に取れる!
- 作者: 馬場敬之
- 出版社/メーカー: マセマ
- 発売日: 2017/05/01
- メディア: 単行本
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あとは過去問です.
数学は徹底演習を3周やりました.このテキストには賛否両論ですが筑波や電通大レベルの受験をするのであればやって損ではないとおもってます.もう一冊は線形代数を強くするためにやりました.電通大の線形代数はけた違いに難しいので専用の対策をしました.
物理は上の2冊をひたすら繰り返し解きました.3冊目は筑波のまえくらいしかやってないです.4冊目は熱力強化のためです.自分は熱力がほぼ独学だったので基礎を付けるためです.演習書をみてよくわからないと思ったらこういうのからはじめるといいでしょう.解説がとても丁寧です.
あと教材ではないですが過去問など答えのない問題などを確認するためにwalframe alphaというオンラインサービスを利用していました.このサービスは積分計算などを数式ベースで回答してくれます.ぜひ使ってみるといいでしょう.
モチベーションの保ち方
まず勉強仲間を作ることです.僕が勉強を続けてこられた理由のほとんどがこれです.また同じ大学を受験する仲間だとライバルになっちゃいますが一緒に過去問解いて答えを確認したりできます.答えのない過去問などではかなり強力です.
あとは自分の勉強した成果を目に見える形に残すといいでしょう.ぼくの場合は裏紙に勉強していたのでそれを段ボールの中に積んでいきました.高さを定規ではかったり枚数を数えるのが楽しみでやってました(笑).
まとめ
ここでは僕の経験をもとに学校選び,教材選び,モチベーションについて書きました.今回の内容がこれから受験をしようとしている高専生の参考に少しでもなればうれしいです.応援しています.